Fb Ig Yt
26.07.13

<お悩みに効くメソッド#11> 右足だけ扁平足に——フットフィットネスで足を再教育。

片方の足裏だけアーチがなくなっていたことに気づき、相談を寄せてくださった方がいます。知らず知らずのうちに変化が起こっていたようです。ヤムナ資格トレーニングティーチャー鈴木智さんが、解説します。
SHARE
CREDITS
text_Ken Ishida

「先日、スニーカーを買いに行った店で足の測定をしました。そこで指摘を受けて初めて気づいたのですが、右の足裏のアーチがほとんどなく、足裏全体が接地している状態でした。腰の不調があり、たまに左の太もも裏に痺れが出るので、それをかばう形で右側に体重をかけることが多くあるのは自覚していました。その影響が、こんな形で現れるのはショックでした。どのような対処をすれば良いでしょうか?」

60代男性から、このような相談を受けました。これからの季節、サンダルなどで過ごす方も多いかと思いますので、足のトラブルは悪化する前に早めに対処することが大切です。

まず、この男性の右足は、いわゆる扁平足という状態になっていると考えられます。扁平足の原因の多くは、歩き方にあります。足裏の状態は、ほとんどの場合、その人の歩き方を反映しています。相談をしてきた男性は、ご自身も自覚しているように、右足に体重をかけ負担を強いることを続けてきた結果として扁平足になったのでしょう。

足への負担は、生活スタイルの影響も受けます。例えば、運動不足の人や、座っている時間が長い人は、足だけでなく、身体全体の動きや働きが退化していきます。その結果として、足により負担がかかる状況が作られていきます。

ここで正しい歩き方を確認しておきましょう。歩く時、足の接地は、①踵 ②足の外側 ③つま先 という順番が正しいです。多くの人は①踵 ②足の外側 を通りすぎて、いきなりつま先から接地したり、足の内側から接地しています。その結果、足のアーチを潰してしまったり、親指に負担をかけて外反母趾の原因を作ったりしているのです。

ヤムナメソッドの中に、「フットフィットネス」という足に関する概念とトレーニング法があります。その考え方とフットウェイカーなどのツールを上手に活用して、正しい歩き方を意識し、実践して足を「再教育」してください。足は身体全体の土台です。足の正しい動きによって、膝、股関節を経由して、上半身と正しい姿勢でつながることも意識しましょう。

<フットフィットネスのワーク>

⚫︎ヤムナのフットフィットネスの概念の中に「ウォーキングテスト」という歩き方のチェックするメニューがあります。まずは、自分が正しい歩き方をしているかどうか、チェックしましょう。
⚫︎①踵 ②足の外側 ③つま先 という順番で地面に足を着けているか確認してください。
⚫︎ゆっくり動かしていけば、体重を乗せやすい場所、乗せにくい場所が分かると思います。
⚫︎次に、正しい歩き方を身体に覚えさせるために、ゆっくり足を動かしていきます。足の運びを細かく意識して歩きます。
⚫︎最初につま先を上げて踵から着地。→踵からスムーズに足の外側を後ろから前に転がすように着けていく。→足先は、小指側から順番に接地し、最後に親指へ体重を移して次の1歩を蹴り出すことになります。
⚫︎正しい足の運びができれば、接地の踏み込みで発生する衝撃を分散することができます。

<フットウェイカーのワーク>

⚫︎正しい歩き方を再教育するために、フットウェイカーにより足裏を刺激すると同時に、足の骨格アライメントを整えましょう。
⚫︎最初は、足の外側を踵からつま先(小指、薬指)に至るまで、少しずつワークしていきます。
⚫︎次に、足の中央部分を踵からつま先(中指、人差し指)に至るまで、少しずつワークしていきます。
⚫︎最後に、足の内側を踵からつま先(親指)に至るまで、少しずつワークしていきます。
⚫︎少しずつフットウェイカーで足部のアライメントを整えることで、足の正しい動きを養うことができるようになります。

フットフィットネスのワーク

正しい歩き方を再教育するために、①踵 ②足の外側 ③つま先 という順番で地面に足を着けているか確認しましょう。指の接地は、小指から親指まで順番に1本ずつ。ゆっくり正しい動きを確認しましょう。正しい動きを体に覚え込ませるために、座って動きを確認しても良いでしょう。

フットウェイカーのワーク

フットウェイカーを使い、足裏を刺激すると同時に、足の骨格アライメントを整えましょう。外側、中央、内側の3つのラインに分類して整えていきます。それぞれ、踵からスタートしてつま先まで。足の正しい動きを覚えさせるためには、まずは足部のアライメントを整えることが重要です。