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26.05.01

<ヤムナと私 #7> 「ヤムナに出会ったことで、これから自分がやっていくべきことが明確になったと感じました」鈴木智(ヤムナ資格トレーニングティーチャー)

ヤムナに出会って、その効果に魅了されている人がたくさんいます。<ヤムナと私>第7回は、スペシャル版としてヤムナ資格トレーニングティーチャー鈴木智さんの登場です。ヤムナジャーナルでは、さまざまなメソッドや身体に関する解説をお願いしていますが、鈴木さんご自身は、どのような経歴を経てヤムナに出会ったのでしょうか。話を伺いました。
ヤムナイラスト
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illustration_JAM gravity interview_Takefumi Ishiwatari text_Ken Ishida 

ヤムナの各種資格トレーニング指導や、資格者であるプラクティショナーに対して、ワークショップなどでより高い技術・知識の向上を指導する立場にある鈴木さん。NATA(全米アスレティック・トレーナーズ協会)公認のアスレティックトレーナーでもあります。これまでの経歴、ヤムナとの出会いについてはみなさん興味を持っていると思いますので、いろいろと質問させていただきました。

Q1

出身地はどちらですか?

鈴木

千葉県です。

Q2

10代の頃は、やはりスポーツ好きだったのですか?

鈴木

中学ではバスケットボール、高校ではラグビーをやっていました。一流選手というわけではありません。怪我も多くて、万全な状態で試合をしたことがほとんどなかったという記憶だけは強く残っています。

Q3

どんな怪我を? 

鈴木

足首の捻挫、ギックリ腰などがありましたが、ラグビーをやっていた時の大きな怪我は、右手親指の骨折、左肩の脱臼です。

Q4

その経験が現在の仕事に繋がっているのですか?

鈴木

そうですね。当時、医師の診察は受けましたが、早く治す方法などの知識を自分でも調べていました。高校3年の時はキャプテンだったので、チームのトレーニングメニューも考えたりしていました。ある日、後輩から「鈴木先輩は、トレーニングについて、なんでそんなに詳しいのですか?」と言われました。その時に「これは、今後、自分がやっていくべきことなのかも!」という意識が芽生えたのです。

Q5

高校卒業後アメリカの大学に進学されますが、その経緯は?

鈴木

アスレティックトレーナーの仕事をやってみたいと考えるようになり調べてみると、日本と比較した場合、アメリカでは国家資格としてアスレティックトレーナーという職業が明確化されていることを知りました。それでアメリカ行きを決心しました。

Q6

どこの大学に入学したのですか?

鈴木

最初オハイオ州の大学に入学しました。2年通った後、サンディエゴ州立大学に編入し、卒業しました。

Q7

大学在学中から、スポーツの現場でのトレーナーとしての仕事を経験されたと伺いました。どんな現場を経験されているのでしょう?

鈴木

大学卒業後にNATA(全米アスレティック・トレーナーズ協会)公認アスレティックトレーナーの資格を取得するのですが、その前段階として在学中のカリキュラムに1000時間を超える現場実践での経験が指示されています。そのため、先生について大学スポーツ選手のリハビリの手伝いであったり、テーピング処置であったり、さまざまなことを経験しました。

Q8

アメリカ・メジャーリーグのチームでの仕事も経験されたそうですが?

鈴木

 卒業する少し前からインターンとしてサンディエゴ・パドレスのトレーナー業務に加わりました。チームと契約しているアスレティックトレーナーが2名いたのですが、私はそのサポートをしました。

Q9

スター選手もいるチームですよね?

鈴木

野球殿堂入りもしている名投手トレバー・ホフマンが在籍していました。大スターです。毎日、登板前の調整をするのですが、2回ほど、私が身体をほぐす役割を担当したことがあります。筋肉質なのに身体がとてもしなやかで、やはり一流選手は普段から徹底した管理をしているに違いないことを知りました。

Q10

大学卒業後、すぐ帰国されたのですか?

鈴木

1年間就労が許可される「プラクティカルトレーニング制度」という国の制度があり、卒業した年の秋までパドレスでの仕事を継続しつつサンディエゴの高校でトレーナーの仕事をしていました。しかし、当初からアメリカで仕事を続けるイメージはなかったので、卒業翌年の2005年春に帰国しました。

Q11

そしてラグビーチームのトレーナーに?

鈴木

帰国後すぐ、2005年4月より当時関西社会人ラグビーリーグに所属していたホンダ・ヒートの専属アスレティックトレーナーに就任しました。2010年まで約5年間在籍し、トップリーグ昇格も経験しました。その後、2011年からはJOC(日本オリンピック委員会)の医科学スタッフとして、冬季オリンピックに向けたスピードスケート・ショートトラックナショナルチームのアスレティックトレーナーも務めました。

Q12

いつヤムナメソッドの存在を知ったのですか?

鈴木

2008年に横浜でピラティスのカンファレンスがあり、勉強のために参加しました。その時、ヤムナのフットフィットネスの紹介がありました。15分ほど体験をしたのですが、乗っていられないくらい痛い感覚ではあったのですが、「骨を刺激する」というアプローチに大いに興味を持ちました。アメリカの大学で運動科学の勉強をしましたが、「直接、骨にアプローチをして刺激する」という考え方と手法は目にしたことがなく、新鮮なものでしたから。

Q13

そして資格を取得することになるのですね?

鈴木

はい。2008年から2009年にかけて資格トレーニングを受け、その後YBR(ヤムナボディローリング)のプラクティショナー資格をとりました。そして、YBL(ヤムナボディロジック)の資格を取るためにホンダ・ヒートのトレーナー職を辞めました。YBLの資格トレーニングを受けるためには、ニューヨークに年4回通わなければいけないので。結局、2010年から2年間、合計8回ニューヨークに通い資格を取りました。

Q14

ホンダの専属トレーナーを辞めてまでヤムナの資格を取りに行く決断をされたわけですが、そこまでヤムナメソッドに惹かれた理由を教えてください。

鈴木

大きくは2つの要素があります。一つは、ヤムナを実践してみると、間違いなく「ヤムナでしか感じられない感覚」が存在したからです。それは唯一無二のものです。ヤムナをやることによって得られる、自分の身体に対する「気づき」のような感覚といえば理解していただけるでしょうか。もう一つは、専属トレーナーをしていた時に感じていた自分なりの課題の解決策とヤムナが持っているテーマ、メリットが合致したからです。

Q15

その課題とは、具体的には、どんな内容ですか?

鈴木

専属トレーナーをやっている時に感じたのは、肉体的に鍛え上げられたトップアスリートであっても、身体の管理や怪我のリハビリについては、最終的に選手本人が「自分で気づかなければならない」ということです。アスレティックトレーナーとしてサポートはしますが、身体の調整は「できる限り自分でできるように導く」ことが、私の大きな目標になっていました。この考え方は、ヤムナ・ゼイク女史が開発したメソッドのコンセプトにとても近いと思います。ヤムナに出会った時、これから自分がやっていくべきことが明確になったと感じました。

Q16

最後に、改めてヤムナメソッドの良さ、優れている点を教えてください。

鈴木

ヤムナの特徴と得られる感覚を簡潔に挙げると、
・身体がボールに沈み込み、あらゆるパーツが解放されていく感覚
・トラクション(牽引)によって体内にスペースが生まれる感覚
・呼吸とともに身体が緩み、無理なく深部まで広がっていく感覚
・ワーク後に得られる、自然で無理のない姿勢とスムーズな歩行
最大の魅力は、自分の身体と対話し、その状態に気づけることです。単なるエクササイズではなく、すべての動作や運動の質を支える土台をつくるセルフケアメソッドだと考えています。