今回は、ヤムナの根幹にあるフィロソフィー「ボディサステナビリティの追求」について、再確認をしたいと思います。ヤムナのメソッドを実践、その効果について考える時、いくつかのキーセンテンスがあります。<ヤムナは骨にアプローチする!><構造は機能を司る!>などですが、それらはすべて、その背景にある大きなテーマ「ボディサステナビリティ(身体の持続可能性)の追求」に向かうための各論とも言えるものです。
人間の身体はある一定の年齢に達すると、体力、筋力、骨代謝などの低下が、避けられない現実として迫ってきます。しかしながら、身体に対して、合理的、効果的、かつ安全性も高いアプローチを試みれば、機能が低下せずに維持できる可能性があります。あるいは、低下するとしてもそれぞれの年代において、とても緩やかなものに抑えることができます。
では、人は年齢を重ねると、具体的に、どんな状況が発生してくるのかを検証してみましょう。発生する様々な問題の多くは「身体が重力に負ける」ことによって起こります。例えば、代表的な事例は次のようなものです。
●胸や肩が落ちてしまい、その結果、背中が丸くなる。
●内臓がだんだん下へ落ちていくと同時に、骨格のバランスが悪くなり膝に負担がかかる歩き方になる。
それ以外にも、いろいろ小さな問題も起きてきます。ここで覚えておいて欲しいことがあります。それは、「姿勢」「動き」について、十人十色、それぞれの人に固有の癖が存在するという事実です。ボディサステナビリティを追求する上で重要なのは、まずは「自分のことを知る」ということです。その第1歩としては、できるだけ、自分の「姿勢の癖」「動きの癖」を把握、認識してください。それは同時に、どこに負担がかかっているのかを知ることにも繋がります。
ヤムナは自分の身体と対話できるメソッドにより、ボディアウェアネス(身体の気づき)を向上させます。それぞれのメソッドは、自分で身体をケアする方法を提案しています。自分の身体と対話することにより、より正しい姿勢や動きを普段の生活スタイルの中に取り入れることができます。
皆さんも、ヤムナのメソッドで、自分の身体の状態、姿勢や動きの癖を知り、自分自身でケアする方法を見つけてください。そして、ボディサステナビリティを追求していきましょう!