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24.05.13

<骨にアプローチ、その効果#4> 関節の捻れや歪みを修正し、身体のさまざまな部位に適切なスペースを確保することに役立ちます。  

ヤムナメソッドは、骨に直接アプローチします。骨を刺激することによって得られるさまざまな効果を、ヤムナ資格トレーニングティーチャー鈴木智さんに解説してもらいます。
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title calligraphy_Yamuna Zake  text_Ken Ishida

――ヤムナの大きな特徴である<骨に直接アプローチする>ことのメリットをいろいろ教えていただきました。第1回「骨格のアライメントを整える」、第2回「骨の質を高める」、第3回「筋肉全体をリリースする」。今回はどんなテーマでしょうか?

鈴木:今回は、日常、誰にでも起こりがちな身体の問題について考えてみたいと思います。それは、身体のさまざまな部位に発生する「詰まり」です。多くの場合は、同じ姿勢を続けることで発生します。

――確かに、日常生活の中で、思い当たることはたくさんあります。

鈴木:悪い姿勢をすれば、当然、身体の一部分に負担がかかり「詰まり」の原因になることはイメージできると思います。しかし、姿勢に気をつけていても、日常生活で「詰まり」が起こりやすい状況はいろいろあります。例えば、長時間のデスクワークを考えてみましょう。

――何時間も座り続けになる人もいるかと思います。一段落して立ち上がった時に、首や肩の凝り、腰の張りを自覚することもあるのでは。

鈴木:デスクワークを長い時間続けていると、次のようなことが起こりやすいです。
●胸が落ちる
●腰が丸まっている
●お腹がつぶれる
●股関節が詰まる
これらのことが起きていると、本来あるべき上半身のスペースがなくなってしまい、内臓に負担がかかっている状態になります。

――どんな悪影響がありますか?

鈴木:肺が大きく膨らまないために呼吸が浅くなったり、各臓器が偏った位置にずれていたり、血流が悪くなって代謝が低下する可能性もあります。当然、肩、首、背中などの張りや凝りの原因にもなります。

――では、基本的には立っている姿勢であれば、悪いことは起こらないということですね?

鈴木:いいえ、立っている時も問題が起きる可能性はあります。人間の身体は重力に負けた状態になると関節に「詰まり」が生じてくるのです。そうなると、それぞれの人のクセで、関節に捻れや歪みが起こってきます。

――それに伴ってどんなことが起こりますか?

鈴木:骨や筋肉が正しく働くことを妨げたり、内科的な問題の原因になったりもします。

――ヤムナメソッドは、それら「詰まり」の問題に対処できるということですね?

鈴木:ヤムナは、ボールを使って骨にアプローチして、お腹や胸、背骨を引き上げます。そして、股関節、脚、足首は下に伸ばし、身体を本来の姿勢や動きに戻します。関節は空間が確保されると適度なアソビができ、曲げ伸ばし、回旋などの動作をスムーズに行うことができます。お腹を引き上げ肋骨を解放することは、呼吸を大きくすること、腸の働きを良くすることにもつながります。

関節の捻れや歪みを修正し、身体のさまざまな部位に適切なスペースを確保することは、ヤムナの大きな目的である「いつまでも動ける身体を維持する(ボディサステナビリティ)」につながります。ぜひ実践してみてください。