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24.07.22

<お悩みに効くメソッド#4> 自律神経の不調には背中のワークを! 

ヤムナはボディサステナビリティ(身体の持続可能性)を追求していますが、ボディケアとメンタルケアは密接に関係しています。今回は、自律神経の乱れの改善に効果を発揮するメソッドを紹介します。ヤムナ資格トレーニングティーチャー鈴木智さんが解説します。
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text_Ken Ishida

自律神経は、内臓や血管、分泌腺などの機能をコントロールする神経で、自律とは、意思とは関係なく自律的に働くことを意味しています。自律神経は、身体を興奮状態にする交感神経とリラックスした状態にする副交感神経があります。自律神経の乱れとは、交感神経と副交感神経のスイッチの切り替えがうまくできない状態を指します

自律神経の不調は、誰にでも起こり得ることです。要因としては、仕事や人間関係のストレス、過労などが挙げられますが、温度や湿度の変化、音や光といった身体的なストレスにも影響を受けます。自律神経の乱れは、倦怠感、頭痛、動悸、めまいなどの症状を引き起こし、同時に、不安やイライラ、抑うつ状態を招くこともあります。

自律神経は、脳と脊髄から神経繊維を伸ばし、ターゲットとなる臓器をコントロールしています。脳には目から入ってくる情報、刺激がとても多くあります。現代人の生活は、パソコンやスマホの視聴など、脳に多くの負担がかかります。また、長時間座った姿勢でいると、背骨のゆがみ、捻れ、丸まりなどが起こり、脊髄にも負担を強いることになります。その影響で神経が圧迫されると、脳からの指令が正しく伝わらず、臓器の働きが低下したり、逆に過剰に働いたりということが起こります。

脳と脊髄への負担を減らすことで、自律神経の働きを正常な状態に保ちたいものです。そのためにお勧めするのは背中のワークです。ヤムナボディローリング(YBR)の中でも最も重要度が高いワークです。背骨を構成する椎骨のひとつひとつを引き上げながら、骨の間にあるスペースを確保し、同時に神経も刺激するメソッドです。姿勢を整える効果もありますので、ぜひ実践してみてください。

Spine スパイン
背骨から首までを整えるワーク

●尾てい骨の先端の脇を起点にして、骨盤(仙骨)、腰、背中(胸椎)、首、頭まで、背骨の片側を引き上げながら刺激していく。背骨の突起の真上ではなく、突起の側面にボールが当たるようにするのがポイント。まずは片側を頭まですべて行い、次に反対側で繰り返す。

※詳細内容については、Yamuna Storeサイトから映像ダウンロードできる<Yamuna Body Rolling(YBR) TOTAL BODY>(税込2,200円)のChapter 5として紹介されています。また、Yamuna Studioのレッスンで、プラクティショナーから直接指導を受けてみることもお勧めします。