お腹については、皆さんさまざまな悩みを抱えているようです。ぽっこりと下腹が出てきたり、胃腸の調子がすぐれなかったり。どのように対処したらよいのか、多くの人にとって悩みの種になっているのではないでしょうか。お腹のたるみが気になる場合、単純に腹筋を鍛えるだけでなく、腹部の筋肉や姿勢、身体全体のアライメントにも目を向けることが大切です
これまでヤムナの解説の中で、重力によって骨に影響が及ぶという話を何度かしてきました。関節の空間が狭くなったり、姿勢の歪みが生じたりすることがあります。実は、重力の影響を受けるのは骨だけではありません。年齢を重ねるにつれて、身体の組織や臓器も重力の影響を受け、下方へ落ち込んでしまうことがあります。そのことが、胃腸の働きにも影響する可能性があります。
特に大腸については、下方に位置することで、スムーズな蠕動運動を行うためのスペースが狭くなることも考えられます。また、胃腸の位置は姿勢とも関係しているため、本来の位置より下方にある状態では、腰への負担につながる可能性もあります。また、膀胱や子宮が圧迫されることで、尿もれや生殖器の問題につながることも考えられます。
ボールを使ったお腹のワークでは、腹部の筋肉を上方向へ引き上げるように働きかけます。それに伴って、内臓も上方向へ引き上げるようなイメージでワークを行い、骨盤と肋骨の間のスペースを取り戻していきます。お腹のワークを行うことで、この状態をできるだけ維持し、腹部に適度なスペースをつくることを目指します。
※お腹のワークについては、ボールへの正しい乗り方を身につけるためにも、Yamuna Studioのレッスンでプラクティショナーから直接指導を受けることをおすすめします。
※腹部の手術後3ヶ月間はお腹のワークは出来ません。妊娠中もお腹のワークは出来ません。
<お腹のワーク>
●使用するボールは、パールボールまたはゴールドボールを推奨します。
●床にうつ伏せになり、お腹の中央より下、恥骨のあたりにボールを当てます。身体全体が真っすぐになるイメージでボールに乗ります。お腹が床に落ちて腰が反り返らないように注意しましょう。
●この姿勢のまま大きく息を吸い、ゆっくりと息を吐きながら、ボールに軽く圧がかかるようにします。この深呼吸の動きを2〜3回繰り返します。
●身体全体を足先の方向へ移動させ、ボールをへその方向へ4〜5cmほど移動させます。その位置で、最初と同じように深呼吸の動きを2〜3回行います。吸う時にお腹を膨らませてボールに圧を掛けて、吐く時にボールに沈み込みます。苦しく感じたら、息を吸ってお腹をふくらませると、ボールへの沈み込みを軽減できます。
●再度、身体全体を足先方向へ移動させ、ボールをへその少し手前まで移動させます。ここでも同様に、深呼吸の動きを2〜3回行います。息を吐きながらボールに圧がかかるときは、内臓を上へ持ち上げるようなイメージを持ちましょう。お腹だけでなく、腰や背中を縦に伸ばすようにワークします。
お腹のワーク

