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24.09.30

<活動的なアナタに役立つメソッド#1> ゴルフ好きな人にお勧めの3つのメソッド

ヤムナに興味を持っている人に話を伺うと、日常生活の中でスポーツ、ジョギング、サイクリングなどのアクティヴィティを楽しんでいるケースがとても多いです。<活動的なアナタに役立つメソッド>第1回は、ゴルフ好きな人に有効なメソッドを紹介します。ヤムナ資格トレーニングティーチャー鈴木智さんが解説します。
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text_Ken Ishida

――アクティブライフを送っている人たちは、ヤムナメソッドを上手に活用して、常に良いコンディションでパフォーマンスを向上させたいと思っているはずです。最初に、そんな活動的な人たちに基本となるアドバイスをお願いします。

鈴木:ウォーキング、ランニング、サイクリング、そしてスポーツなど、普段から積極的に身体を動かしている人たちには、一つの共通テーマをまずは意識してほしいです。それは、身体全体のバランスを考えてコンディショニングをするということ。その上で、自分が行っている種目にフィットする、より効果的な個別部位のコンディショニングを取り入れると良いでしょう。

――第1回として「ゴルフ好きな人にお勧めのメソッド」をテーマにしました。身体の使い方、動きについて、どのような視点を持てば良いでしょうか?

鈴木:ゴルフの大きな特徴は、「身体を回転させる動き」です。コンディショニングについては、その動きを意識しながら「パフォーマンスを上げる」ことと「ケガをしない」という両方の視点からメソッドを選びたいと思います。

――具体的には、どのヤムナメソッドがお勧めですか?

鈴木:ゴルフ好きの方には、次の3つのメソッドを推奨します。
1.股関節のワーク
2.胸と肩のワーク
3.フットウェイカーによる足のワーク

――この3つのメソッドを勧める理由を教えてください。

鈴木:次のような理由があります。

1. 股関節のワークについて
回転運動がある中でゴルフボールにより大きい力を与える役割りを担うのは、大きな筋肉であるお尻周りと太ももです。それらを合理的に動かすためには股関節がスムーズに動かなければなりません。飛距離アップに繋がる重要なパーツは股関節ですので充分にほぐしましょう。

2. 胸と肩のワークについて
クラブのヘッドスピードやミート率を上げるために直接的に働くのは腕になりますが、その動きのポイントを握るのは、胸椎と肩です。ゴルフのスイングは、上半身、腕が力まずリラックスした状態である方が、スイングスピードが上がります。上半身の中心に位置する胸椎、そして腕と連動する肩の動きがスムーズになるように調整しましょう。

3.フットウェイカーによる足のワークについて
ゴルフのスイングを行う上で、意識したいポイントはたくさんありますが、まず優先されるべきことは、軸がブレないようにすることです。そのためには、土台である足部の安定は肝要です。トッププロになると、足裏のどの部分に力点を置くかによって、ドローボールやフェードボールを打ち分ける人もいるようです。それくらい足部は重要かつ繊細なものなので、フットウェイカーで調整をしておきましょう。

――私もゴルフが好きなので①〜③のメソッドをぜひ取り入れたいと思います。正確なショットと飛距離アップが叶う気分になってきました。(笑)

鈴木:ゴルフスイングの技術的なことは、とてもデリケートだと思います。私も実際にゴルフをやってみて、簡単な動きではないことは理解しています。ただし、自分なりに「気持ちの良いスイング」をするための第一歩は、身体の調整から始まります。1〜3のメソッドを上手に活用してベストスコアを更新してもらえれば嬉しいです。

1.Hip Joint  股関節のワーク

股関節の外旋、内旋を行うことで、
スムーズな動きを。

右側の座骨に当たるようにボールの上に座る。身体を前後左右に動かし、座骨周りをほぐした後、上体を傾け、右側のお尻の横のくぼみ部分にボールが当たるようにして体重をかける。写真のように、足先を斜め上方向に伸ばす。その姿勢のまま、息を吐きながらつま先を外側に回す(外旋)。次につま先を内側に回す(内旋)。この外旋・内旋動作を数回繰り返す。左側についても、同様に一連の動作を行う。股関節周りの腱、筋肉がほぐれていきスムーズな動きになり可動域も広がります。

 2.Chest to Shoulder 胸と肩のワーク

胸の中央を引き上げて、
鎖骨と肩を外側に開く。

うつ伏せで、みぞおちから指2〜3本分上の胸骨中央にボールを置く。胸骨を刺激しながら深呼吸を繰り返し、肋骨全体を広げる。ボールのポジションは少しずつ上に移動させていく。

喉の手前まで移動させたら、今度は、鎖骨、肩、腕までボールを移動させていき、外側に広げる。右側を終えたら、左側を行う。肋骨が付いている背骨「胸椎」の回旋を意識的に行うと、胸、肩、腕が連動して上半身のしなりが増えます。呼吸と肩の可動域も改善します。

3.Yamuna Foot Fitness フットウェイカーズによる足のワーク

足裏の外側、中央、内側を順番に刺激し、
足部の柔軟性を高める

フットウェイカーズの上に踵を置き、「足裏の外側」を踵からつま先に向かって少しずつ移動させる。足裏でフットウェイカーズを押しながら、各箇所でつま先や踵の上げ下げを行う。同じ動きを、「足裏の中央」「足裏の内側」についても、踵からつま先に向かって順番に行う。足部の柔軟性を高め、使われていなかった骨や筋肉を活性化します。