夏の穂高連峰を楽しむ「涸沢フェスティバル」に「ヤムナ・ボディメンテナンス講座」が登場、山登りの前後に身体を整えましょう!
――今回は、特別な場所でのセッションのようですが、山の中でやるのでしょうか?
鈴木:穂高連峰と槍ヶ岳、蝶ヶ岳への登山道が交差して、多くの登山者が行き交う登山のベースになるような場所、横尾山荘でセッションを行います。私も上高地から3時間ほど歩いて現地入りする予定ですので、楽しみにしています。
――プログラム内容とスケジュールを教えてください。
鈴木:横尾山荘では、9/5(木)が、午後と夜の2回、9/6(金)が、朝、午後、夜の3回、合計5回のセッションを行います。基本的には、朝は「登山前のためのワーク」、午後は「登山後のワーク」、夜は「快適な睡眠をとるためのワーク」という内容です。 普段とは違う山登りでの歩行を意識したメニューを考えています。横尾山荘に宿泊している方を対象に、無料で講座を実施します。また徳沢会場では、9/7(土)の朝、大自然に囲まれながら屋外で行なうスペシャルセッションを行います。こちらも無料の講座です。
――そもそも、登山での歩き方というのは、通常の歩き方とは違ったものになるのでしょうか?
鈴木:登山での歩行は、気をつけなければいけないことがいろいろあります。基本的なポイントしては、次の2点を意識して歩いてもらえると良いと思います。
①股関節を上手に動かして歩くようにする。
②足裏のすべてのパーツを使う。
――なぜ、そのような意識が必要なのですか?
鈴木:①については、股関節を上手く使うことで大きい筋肉を使えるからです。大きい筋肉を使えば効率の良い動きになり、膝を傷めることを防ぐことができます。山登りでの歩行は、平らな場所が少なく、凹凸があったり、坂道があったりと不安定な足場が多くなります。そうすると、どうしても足首、膝でバランスをとり、股関節の動きが小さくなりがちです。②に関しても同様の理由で、足場が悪い所を歩いていると、足裏のパーツの使い方が偏って身体全体のバランスも崩れがちになり、どこかに故障を生じやすくなってしまいます。
――登りと下りでは、歩き方も変わると思うのですが?
鈴木:おっしゃる通りです。下りの歩き方については、着地による衝撃があるため、より足裏への意識を高めてもらいたいです。平地の歩き方で正しいと考えられている接地の順番「踵→足の外側→小指→順番に親指側へ」とは使い方が異なるため、膝と腰を傷めやすいです。下りは、ほとんどつま先で接地するので、指の付け根と指先の安定感が重要になりますので、より意識を高めてもらいたいです。また、膝が前に出過ぎる人や、内側にねじれる人も気をつけたいです。
当日の講座は下記スケジュールです。涸沢フェスティバルに出かけ、横尾山荘に宿泊される方、または徳沢会場を訪れる方はぜひ参加してください。
●9/5(木)
15:30〜16:15
<Save your Hip, Knee, & Ankle>
股関節、膝、足首のセルフケア。脚に蓄積した負担を取り除く!
20:10〜20:40
<Calm Down your Spine>
背骨の両側をヤムナボールで整え自律神経にアプローチ。良質な睡眠が得られます!
●9/6(金)
7:00〜7:30
<Wake Up your Feet>
足裏を目覚めさせて、楽で安定した歩行の準備。登山の前に足を満遍なく刺激して、快適な歩行を!
16:30〜17:15
<Save your Hip, Knee, & Ankle>
股関節、膝、足首のセルフケア。疲労した脚の筋肉と関節に、ヤムナボールを使ってアイロンがけするようにストレッチします!
20:15〜20:45
<Calm Down your Spine>
背骨の両側をヤムナボールで整え自律神経にアプローチ。良質な睡眠が得られます!
※会場:横尾山荘大広間
●9/7(土)
8:00~8:50
<ヤムナ・ボディローリング・ベーシック>
ヤムナボールで全身の筋肉と骨を整えて、セルフメンテナンス! 上高地・徳沢の大自然に囲まれながら屋外で行なう、スペシャルクラスです。
※会場:徳沢キャンプ場