Fb Ig Yt
26.03.17

<テーブルトリートメントとは? #1> ボールと手技で身体を立体的に整える〜前側編〜

ヤムナには、全身をメンテナンスできるさまざまなメソッドがあります。すでにボディローリング、フットフィットネス、フェイスセイバーなどを紹介してきました。今回はテーブルトリートメントを取り上げ、まず身体の前側をほぐしていくトリートメントについて解説します。ヤムナ資格トレーニングティーチャーの鈴木智さんに話を伺いました。
SHARE
CREDITS
text_Ken Ishida

「テーブルトリートメントとはどのような内容なのですか?」「手技によるボディロジックとは何が違うのでしょうか?」こうした質問を受けることがよくあります。そこで今回は、テーブルトリートメントについて解説していきます。なお、ボディロジックについては、改めて別の機会に紹介したいと思います。

まずヤムナメソッドの成り立ちを、構築された流れに沿って見ていきましょう。最初に生まれたのが「ボディロジック」です。ヤムナ・ゼイク女史が、解剖学の深い理解をもとに、手技によってクライアントの骨格構造やアライメントを整えるために開発したメソッドです。その基本理論と身体へのアプローチ法を、ボールを使うことでセルフケアとして行えるようにしたのが「ボディローリング」です。ボディローリングは、自分自身で身体を整えることが可能です。

そして、その後に構築されたのが「テーブルトリートメント」です。クライアントはベッドの上に横になり、有資格者がヤムナボールを使いながら全身をトリートメントしていきます。施術者による「牽引」によって筋肉や骨が最適な位置へ導かれ、関節には空間と動きが生まれます。通常のマッサージとは異なり、ボールによる柔らかな圧が身体の凹凸にフィットしながら深部に働きかけ、全身にストレッチ効果と深いリラックスをもたらします。

ヤムナメソッドでは、身体の「左右」や「前側と後ろ側」といった対になるバランスを整えることを重要視しています。テーブルトリートメントの最大のメリットは、ボールと施術者の手で身体の両側からサンドイッチするようにアプローチするため、前後内外を同時に引き伸ばすことが可能です。今回は、最初に行う「身体の前側」について紹介します。身体の前側はマッサージやストレッチなどでは伸ばしづらい部分が多いですが、ボールを使うと骨に近い深い層まで気持ちよく到達することができます。

<テーブルトリートメント:身体の前側>

⚫︎使用するボールは、部位によってパールボールまたはシルバーボールを使い分けます。

トリートメントは、次の順番で行います。

  1. 太ももの前側からつま先まで
  2. 内転筋
  3. 骨盤(恥骨)から腹部
  4. 胸(肋骨)の前側
  5. 鎖骨から肩の前側
  6. 腕、肘、手首まで

⚫︎それぞれのポイントでは、ボールの接触面に適度な圧がかかります。施術者が手を添えることでターゲットとなる部位を的確に捉え、圧の強さを細かく調整します。

⚫︎さらに、添えられた手は圧を与えるだけでなく「牽引」を行い、骨格のアライメントを本来あるべき位置へ導きます。同時に関節に空間が生まれ、動きの改善にもつながります。

⚫︎ボールの位置を移動させながら施術を進めていくことで、全身の緊張が徐々に緩み、筋肉がリリースされていきます。身体の前側のトリートメントが終了すると、続いて身体の後ろ側のトリートメントへと進みます。

テーブルトリートメント:身体の前側

太ももの前側の上部、上から約1/3付近からスタートし、中央付近、さらに膝の上へとボールを移動させていく。その後、脛の部分も同様にほぐしていく。施術者は、脚全体をつま先方向に牽引する力を加え、骨格のアライメントを整えながら関節に空間を生み出すことも目的としている。
足先までボールを移動させたら、施術者の片方の手で足首をつかみ、もう一方の手のひらで足裏を押さえる。足裏の骨と筋肉をリリースすると同時に、足首の関節に空間を生み出すことも目指している。
肩の前側では、肩周囲の筋肉をリリースすると同時に、施術者が牽引を行い、肩関節に空間が生まれることを目的としている。