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24.12.16

<活動的なアナタに役立つメソッド#3> ジムでトレーニング、正しいスクワットを行うために実践してほしいメソッド。

定期的にジムに通い、様々なトレーニングを楽しんでいる人も多いかと思います。骨格のアライメントが悪い状態や、筋肉が正しく働いていないままトレーニングを行うと身体を傷める可能性があります。トレーニング前に行ってほしいメソッドについて、ヤムナ資格トレーニングティーチャー鈴木智さんが解説します。
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text_Ken Ishida

――ジムに定期的に通っているトレーニング好きな人も多いと思いますが、何かアドバイスはありますか?

鈴木:身体の各パーツ、上半身、下半身、全身にフォーカスするトレーニングは、様々な種類がありますが、バランス良く行ってほしいというのが、第一に感じることです。

――限られた時間でトレーニングする場合、優先順位が高いトレーニングがあれば教えてください。

鈴木:様々あるトレーニングの中でも、スクワットは、下半身の筋肉の強化、姿勢を安定させるのに役立つと同時に、基礎代謝を上げたり、血行促進の効果も期待できるのでお勧めします。しかしながら、行っている人を見ていて、とても気になることがあります。

――気になることというのは?

鈴木:足裏が正しく使えていないままスクワットをしている人が多いことです。

――足裏が正しく使えていないというのは、どういうことなのか教えてください。

鈴木:足裏への体重のかかり方については、人それぞれにクセがあります。大きく分類すると次の4つになります。つま先荷重、かかと荷重、内側荷重、外側荷重です。それぞれ、身体全体を支える上で不安定な状況になっています。そのクセの影響で、足裏の筋肉が働いていない状態の人がとても多いのです。スクワットを行う場合、本来は足裏から真下に向かって力を伝え、床からの反力によって真上に身体を引き起こすべきものです。それが正しくできていないのです。

――足裏が正しく使えていないと、何か他の問題も起きますか?

鈴木:足は身体全体の土台ですから、足首が捻れることがあります。そうなると膝、股関節にも捻れが連鎖してしまいます。その状態でスクワットを行うと腰にも負担がかかります。変形性関節症、外反母趾、腰椎ヘルニアなどの原因にもなります。足裏にはたくさんの骨があり、それに付随する腱や筋肉の動きも繊細です。それらを調整して、足、膝、股関節のアライメントを正しい状態にしてからスクワットを行いましょう。今回は、それらのことに効果的なフットウェイカーを使うメソッドを紹介します。ぜひ実践してみてください。

フットウェイカーズによる足裏のワーク

① 椅子に座ってフットウェイカーズの上に踵を置きます。踵の外側をフットウェイカーズに約10秒間押し当てます。次に、接触場所を少しつま先方向に移動させ、同じように約10秒押し当てます。押し当てながら、つま先と踵の上げ下げを行います。

② 足の中央部分、外側をフットウェイカーズに約10秒間押し当てます。押し当てながら、つま先と踵の上げ下げを行います。接触場所を、さらに少しつま先方向に移動させ、同じように約10秒間押し当てます。

③ 最後は、つま先外側の小指、薬指にフットウェイカーズを約10秒間押し当てます。踵の上げ下げを行います。
●上記一連の動きが終了後、再び踵をフットウェイカーズの上に置きます。足裏の中央部分についても①〜③の動きを行います。その後、足裏の内側部分についても同様の動きを行います。足部の柔軟性が高まり、使われていなかった骨や筋肉を活性化します。