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24.10.21

開催中の「YBR(ヤムナボディローリング)資格トレーニング」レポート。どんな内容?何人くらいが受講?など、素朴な疑問にもお答えします。 

ヤムナの各メソッドをより深く学びたい、周りの人に伝えたい、資格を取得して仕事として提供したい、そんな方に向けての養成講習が定期的に行われています。現在開催中なのが「YBR(ヤムナボディローリング)資格トレーニング」です。現場をレポートします。
今回の講師、ヤムナ資格トレーニングティーチャー鈴木智さん。人体模型と映像を使って、丁寧に解説が進みます。
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text_Ken Ishida

開催中の「YBR資格トレーニング」は、Part1(10/10〜14)、 Part2(11/1〜5)、 計10日間の日程で行われています。Part1講習中のヤムナスタジオを訪ねました。皆さんの表情は真剣そのもの。解剖学に関する講義では、詳細な内容についての質問、確認をする受講者もいて、より深い知識を吸収しようとする熱量を感じました。ヤムナ資格トレーニングティーチャー鈴木智さんに話を伺いました。

――「YBR資格トレーニング」のガイドを見ると、講義項目がかなり多いようですが、中心となる内容について教えていただけますか?

鈴木:トレーニングの中心となるテーマは次の4つになります。
①解剖学 
②ルーティンの習得 
③ハンズオンの習得 
④ティーチングの習得

ひとつずつ概要を説明します。
①解剖学 
ヤムナメソッドを理解し教えるためには、解剖学の知識が必要です。人間の身体、特に骨格、腱、筋肉がどのように構成されているかを知ることにより、ヤムナのワークが合理的であり、効果を生む理由が分かるようになります。実際にボールに乗り、自分の身体を使って覚えていく「体験型解剖学」とも言えるので、より深い理解と感覚を得られると思います。

②ルーティンの習得
YBRのワークはボールが1ヶ所に留まるものではなく、身体を動かすことにより、ボールと身体が接触する部位が移動していくことがほとんどです。決まった順番があり、それがとても重要になります。同時に、動きと呼吸を合わせることも必要になります。それら一連の手順をしっかり頭の中に入れていただきます。

③ハンズオンの習得 
YBRは動きを覚えてしまえば自分一人で実践できるものですが、教える人が手を添えてサポート、正しく負荷を加えると、より高い効果が期待できる方法があります。そのためのハンズオンの知識と方法を習得してもらいます。

④ティーチングの習得
YBRの動きを覚えて、自分で正しく実践できることは必須ですが、資格トレーニングでは、それを人に教えることが必要になります。相手に理解してもらうためには、的確で分かりやすい説明をしなければなりません。動きのお手本を見せる時に、ボールの位置が見えやすくするために、相手にどの角度から見てもらうのが良いのかも考えなければなりません。一連のティーチングについての知識、実践を習得してもらいます。

――どれも興味深い内容ですね。すべてのことを理解、習得するのは、かなり大変そうですが?

鈴木:綿密にカリキュラムを組んでいます。1日6時間、合計60時間。丁寧に教えていきますので、しっかり学習をしていただき、繰り返し自分の頭と身体の中に吸収していっていただければと思います。

――今回は何人の方が受講していますか?

鈴木:全部で16人です。

――いま、トレーニングが始まって3日目ですが、皆さん、どんな様子ですか?

鈴木:それぞれの方が、一人で各テーマを習得してもらうことが基本にはなりますが、ワークの実践、ルーティン、ティーチングなどで、ペアを組んでお互いの動きをチェックする時間も多くあります。気づきやアドバイスなど、参考になる意見交換もあり、クラス全体が自然とチームのような雰囲気になってきています。どのテーマについても、理解が深まることを楽しみながら、習得してもらえると思います。

★受講されている方に、「ヤムナとの出会い」「資格トレーニング受講のきっかけ」などの話を伺えました。その声をお届けします。

「ヤムナに出会ったのは1年前です。体調に関していろいろ心配になることが増える年齢になり、ヤムナをやってみて、その良さを実感しました。資格トレーニングを受講したのは、自分自身のためでもあります。資格が取れましたら、まずは近くの人をサポートできればと考えています」(Kさん)

「ヤムナに出会ったのは、2022年です。オンラインでレッスンを受けたのですが、不調で悩んでいた身体の調子が良くなり実践するのがどんどん楽しくなりました。実は、仕事は<整理収納アドバイザー>をしています。長く続けてきたので、ヤムナの資格を取って、今度はカラダを整える仕事ができればと考えています。経験を積んで、ヤムナスタジオで教えられるようになりたいです」(Nさん)

「現在ピラティスのインストラクターをしています。ヤムナには2年前に出会いました。ピラティスをされている方の中にも、例えば背中が固かったり身体のどこかに不調な部分があって悩んでいる人がいます。ヤムナの資格を取得できたら、ピラティスとヤムナ、両方を指導することをイメージしています」(Fさん)

ターゲットになる筋肉や骨が映像に映し出される度に、受講者は自分の身体に触れてその場所を確認しつつ、YBRのボールのルートを理解していく。

この日は、講師の鈴木さん以外に、サポート役のプラクティショナーが3名参加した。正しい位置でボールに乗れているかチェック。要所で、ハンズオンによるサポートも。