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24.02.19

ヤムナボディローリングの効果を科学的に考察。ボールに乗ったMRI画像で筋肉の状態がわかります。

「身体に良さそう!」ということは分かっていても、実際、ボールに乗っている時の筋肉、骨、血流はどうなっているのか?ヤムナ資格トレーニングティーチャー鈴木智さんが、科学的見地からヤムナの効果を解説します。
MRI画像、超音波画像|ヤムナ
写真A/右足太もものMRI画像。太もも裏にヤムナボールを当てると、一見、筋肉が潰されているように錯覚するが、実は縦と横方向に大きく広がっているのがわかる
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text_Ken Ishida
写真A/右足太もものMRI画像。太もも裏にヤムナボールを当てると、一見、筋肉が潰されているように錯覚するが、実は縦と横方向に大きく広がっているのがわかる。
写真B/ふくらはぎの超音波画像。左から「安静時」「ストレッチ実践時」「ヤムナボディローリング実践時」「テニスボール実践時」「サッカーボール実践時」、それぞれの筋繊維の状態。

ボールに乗った時、筋肉はどのような状態になっているのでしょうか?また、通常のストレッチを行うことと、どのような違いがあるのか?皆さんも興味があると思います。MRI画像、超音波画像を見ながらヤムナにどのようなメリットがあるかを確認していきましょう。

  • ヤムナボディローリングの優れている点は、筋肉を縦方向に伸ばすだけでなく、ボールを押し当てることによって横にも広がることです。さらには、斜めにスライドさせることもできます。ヤムナボールに乗った時の太もものMRI画像(写真A)を見れば、そのメリットがはっきりとわかります。筋肉を合理的に広げていると同時に骨に対してもアプローチしています。
  • 次にふくらはぎ筋肉の超音波画像(写真B)を見てみましょう。左から「安静時」「ストレッチ実践時」「ヤムナボディローリング実践時」「テニスボール実践時」「サッカーボール実践時」、それぞれの筋繊維の状態です。一般的なストレッチと比較すると、ヤムナボールに乗っている方が確実に筋肉の線維が広がっているのがわかります。そしてヤムナボールを使った場合、縦方向にも横方向にも最も伸びています。
  • 走ったり跳んだりするパワーを出すのは、羽状筋という羽のような形の筋肉です。この筋肉については、通常のストレッチで縦方向に伸ばしても繊維同士が狭まり、効率よく伸ばせません。しかし、ヤムナボールに乗れば、筋肉は縦、横、斜めに広がってストレッチ出来るので、確実に動作が改善され、血流も良くなります。
  • 例えば、テニスボールで筋肉をほぐす方がいるかもしれませんが、そこまでの効果は期待できません。ヤムナボールは絶妙な大きさ、そして微妙な硬さと柔らかさを兼ね備えているので、効果を最大限に期待できるのです。
  • また、ストレッチは単発で筋肉を伸ばしますが、ヤムナボディローリングは、協力し合う複数の筋肉を同時に伸ばすことができ、筋肉と骨を連動して調整します。これは、何か動作をする時の連動性も高めてくれるので合理的方法と考えられます。