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25.07.30

<座って楽にできるメソッド#2> 座ったまま、肩、首の緊張をほぐしましょう。

<座って楽にできるメソッド>の第2回は、肩、首の緊張をほぐすメソッドを紹介します。短い時間で簡単に行うことができますので、ぜひ試してください。ヤムナ資格トレーニングティーチャー鈴木智さんが、解説します。
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text_Ken Ishida

多くの人が抱える問題として、姿勢の悪化があります。要因はさまざまですが、長時間座ったままパソコンで作業をしたり、スマホを熱心に見ることで背中が丸まっていく状態は、姿勢悪化の典型的な事例でしょう。猫背になると、肩や頭が前に出ることで、肩こり、頭痛の原因になります。また、この姿勢は、肺を圧迫することになるので、呼吸も浅くなってしまいます。

脇の下にボールを挟み込んで、肋骨、肩、首の位置を整えて、肩こり、頭痛などの症状を緩和しましょう。姿勢改善にも役立ちます。

<脇の下にボールを挟み、肩、首の緊張をほぐすワーク>

●使用するボールは、パールボールを推奨します。

●背筋を伸ばし、右腕を横に上げてボールを脇の下のできるだけ奥に差し込みます。

●右肘を曲げて、左手で右手首を掴みます。腕を身体の方に引き寄せながら、胸を後方に開き、肩を下げて、ボールを身体に密着させます。頭は少しだけ反対側に傾けます。

●ここから大きく呼吸をしていきます。息を吸った時に肋骨を外に膨らませます。次に息を吐きながら、掴んでいる左手で軽く右腕を身体に引き寄せて、ボールに圧をかけます。

●息を吸いながら肋骨を膨らませ、息を吐きながら肋骨を閉じていきます。正しい動きをゆっくり行ってください。この深呼吸に合わせた肋骨の動きを5〜7回行います。終了したら、左側でも一連の同じ動きを行ってください。

●身体をできるだけリラックスさせ、大きな呼吸を意識してください。肩、首の緊張を緩和し、肺の機能も活性化されます。ぜひ実践してみてください。

脇の下にボールを挟み、肩、首の緊張をほぐすワーク

上半身はまっすぐに保ちましょう。身体全体をリラックスさせ、大きな呼吸をすることで、精神的な落ち着きも得られるはずです。