「YTT(ヤムナテーブルトリートメント)資格トレーニング」現場レポート。ヤムナテーブルトリートメントとは？ トレーニングはどんな内容？
「ヤムナテーブルトリートメント資格トレーニング」は、２月７日から11日までヤムナスタジオで開催されました。最終日ということで、皆さん施術に関する知識やテクニックも身についた様子で、落ち着いた表情でペアになった相手にトリートメントを行っています。今回の指導講師、ヤムナ資格トレーニングティーチャー鈴木智さんに話を伺いました。
――ヤムナボディローリングを知っている人でも、ヤムナテーブルトリートメントについて情報を得ていない人は多いかもしれません。最初に、ヤムナテーブルトリートメントがどのようなものなのか、教えてください。
鈴木：ボールを使った施術により全身を調整するボディケア法です。トリートメントを受ける方はベッドの上で横になり、資格者が各種ヤムナボールを駆使して、施術的に全身を調整します。資格者のかける「牽引」が、筋肉や骨を最適な位置に導き、関節に空間と動きを生み出します。通常のマッサージなどとは異なり、ボールによるやわらかい圧が身体の凹凸に入り込み、深いリラックス効果と全身のストレッチを得られます。ヤムナボディローリングでは自分でボールに乗るため、力を抜けきることが難しい体勢もあります。一方テーブルトリートメントは、よりリラックスした状態でメソッドを受けるので、さらに効果が期待できます。
――受講条件はどのようになっていますか？
鈴木：YBR（ヤムナボディローリング）のプラクティショナー資格を持った方が多く参加されていますが、資格を持っていなくても、事前に一定条件でのヤムナボディローリング受講をしている方も参加できます。
――トレーニングの内容について教えてください。
鈴木：まずはボールを使うことに慣れてもらいます。両手とボールで身体をサンドイッチするように圧をかけながら、正しい方向へ骨と筋肉を牽引します。各部位におけるボールの使い方を学習しながら、股関節からつま先、骨盤から腹部、胸から肩、腕から手、そして頭部までの全身を整えていきます。どんな方にもねじれや緊張がありますので、パートナーを例にして、どこに身体を導いていくべきかを個別にアドバイスしていきます。
――今回は何人の方が受講しましたか？
鈴木：12人です。
――５日間、受講者の雰囲気、反応はいかがでしたか？
鈴木：他の人に触れることに慣れていない人も多いので、最初の段階では少しぎこちなく行う人が多いです。そのぎこちなさは、姿勢にも現れてしまいます。姿勢が悪いと上手く圧をかけられなかったりするので、施術する姿勢については常にチェックをします。慣れてくるにつれて姿勢は良くなり、上手に圧をかけられるようになってきます。今日は最終日ですので、見ていただいたように皆さん自信を持って行っています。受講者同士でもコミュニケーションが増えて、ちょっとしたコツやポイントをアドバイスし合える雰囲気になりますね。最終的に質の高い施術ができるようになっていると思います。
★受講されている方に、「資格トレーニング受講のきっかけ」「５日間のトレーニングを終えての感想」などを伺いました。
「今までYBRをレッスンする中で、ボールにうまく乗れない人も多くいました。自信を持ってクライアントの身体に触れてサポートできるようにYTTも学びたいと思いました。受講して知識も増えたと同時に、力加減、動きも身体に覚えさせることができました。楽しかったです！」（YBRプラクティショナー資格者 Aさん）
「YBRだけでは治りきらない不調を抱えている人もいます。そんな人たちのためにYTTの資格を取得して可能性を広げたいと思いました。実際に受講してみて、徹底的にクライアントの身体をお預かりするところが、他のヤムナの資格とは違うと感じました。施術する側の自分もテーブルトリートメントを通して、もう一段違う次元に変わることができたと思います」（YBRプラクティショナー資格者 Bさん）
「YBRのプライベートレッスンをする中で、年齢が高い方などでボールに乗れないクライアントさんがいました。そういう方をサポートできるメソッドが欲しかったのでYTTトレーニングを受けたのですが、テーブルトリートメントなら、例えば80代などの高年齢の方にも安全にヤムナのメソッドをしてあげられると思いました。個々人の状態に合わせたメソッドを行うのは簡単ではないのですが、とても有効であり価値が高いことだと改めて感じたので、さらに勉強していきたいと思いました」（YBRプラクティショナー資格者 Cさん）
「ダンサーをしていた時に股関節を痛め、検査の結果、先天性の骨の異常が見つかりました。治療と並行して様々な改善方法を模索するうちに、骨や筋肉を重視するヤムナメソッドに出会いました。DVDを見て自分でやってみた後、次にテーブルトリートメントを受けてみると、今まで受けている治療とは違って新鮮な感覚で、調子も良く動けるようになってきたのです。痛みが分かるからこそ、自分でも施術ができるようになりたいと思い受講しました。ヤムナの資格を持っていないので参加することに不安があり、体調面も心配でしたが、しっかり5日間参加できて嬉しいです。マニアックで深くて難しいけれども、これからもっと探求していきたいと思いました」（プラクティショナー資格なし Dさん）
「ヤムナを知ってスタジオのレッスンに通っているうちに、さらに興味が湧きました。セラピストとして人の身体に触れる仕事をしているので、テーブルトリートメントの資格が仕事に活かせるのではないかと考え受講しました。ヤムナの資格を持っていないので不安があったのですが、皆さんが優しく教えてくれて、助けてもらえたので５日間やってこられました。トレーニングの雰囲気も良く、力まずできて、自分も施術を受けることで新たな発見もあり受講してよかったです。もっと色々勉強しなくてはという思いが強まり、これで終わりではなく、これからだ！と感じています」（プラクティショナー資格なし Eさん）
